1994年に公開された、誰もが知っているであろうディズニー映画の名作『ライオンキング』。
2019年には超実写映画化されたことでも話題になりました。
今回は、そんな『ライオンキング』のアニメ版のあらすじ・感想(ネタバレあり)ご紹介していきます。
ディズニー映画『ライオンキング』(アニメ版)のあらすじと感想(ネタバレあり)
プライドランドを追われたシンバ
おじのスカーの裏切りにより、プライドランドを追われ、ハイエナに襲われかけたシンバ。シンバはイバラを超え、命からがら遠くへ逃げてきました。
その頃、スカーはプライドランドのライオンたちに、ムファサとシンバが死んだと伝えます。ライオンたちは悲しみに涙しました。
そしてスカーは自分が王になり、ライオンとハイエナが手を組むことを宣言します。
ティモン・プンバァとの出会い
あまりの疲れに気を失い、眠っているシンバ。その姿を見つけたティモンとプンバァは、シンバを救い出します。
シンバを仲間にすることにしたティモンとプンバァ。辛い過去を抱え落ち込むシンバに「ハクナマタタ」の精神を教えます。
シンバは「ハクナマタタ」の精神で「悩まずに生きる」ことをモットーとしながら、ティモン、プンバァたちの元ですくすくと成長していきます。
シンバが生きていた!
スカーが支配する王国では、水も食べ物もない状態。ハイエナたちは思わず、ムファサの時代の方がマシだったと口にします。
ある夜、シンバはティモンとプンバァと草原に寝そべっています。夜空を見上げながら、星について語り合うシンバたち。
シンバは、死んだ王様たちが見守っていてくれていると昔誰かが言っていたと話します。
すると、ティモンとプンバァはそんなわけないと大笑いします。シンバは苦笑いをし、その場を去りました。「何か気に触ること言ったか?」と気にかけるティモンとプンバァ。
シンバがふいに空を見上げ、倒れこむと、風に乗ってシンバの匂いが運ばれていきました。ヒヒのラフィキは、シンバの匂いが風から運ばれてきたことで、シンバが生きていると大喜びします。
再会を喜ぶシンバとナラ
ある時、プンバァが散歩しているところを、何者かが狙っています。ナラがプンバァを襲おうとしていたのです。プンバァはあわてて逃げ、ナラは走って追いかけてきます。
間一髪のところで、シンバがやってきて、ナラを制します。シンバとナラはお互いの存在に気づき、「会いたかった」と再会を喜びます。
そんなシンバとナラの姿を見たティモンは「何かが起きている」とプンバァに伝えます。
シンバがナラに恋に落ちることで、今までの気楽な暮らしが終わってしまうのではないかと、ティモンとプンバァは嘆きます。
ナラが「王はあなた」だと諭す
プライドランドからやってきたナラは、シンバがここにいることを故郷のみんなに知らせたいと言います。
しかし、シンバは内緒にしていてほしいとナラに言います。そして、王になるというのは「昔の話」で、自分はただのライオンだと言います。
誰にも言えない過去を抱えているシンバと、シンバこそが王だと確信しているナラ。ナラは、プライドランドに戻るべきだとシンバを諭します。
しかし、シンバが「僕にはどうすることもできない」と言うと、ナラは「私の知ってるシンバじゃない」と言います。
シンバはムファサの声を聞く
「放っといてくれ」と言い放ち、葛藤するシンバ。自分が誰だかわからないと嘆くシンバのもとに、ヒヒのラフィキがやってきました。
「お前が誰だか教えてやる」というラフィキ。ラフィキはシンバはムファサの息子だと言い、ムファサは生きているとシンバに言います。
シンバはラフィキに真実を教えてほしいと言い、必死にラフィキを追いかけます。森の中を抜けた先には、水面に映るムファサの姿が。ラフィキは、「お父上はお前の中に生きている」と言います。
シンバが故郷のプライド・ランドへ
シンバが空を見上げると、「思い出せ」というムファサの声が。シンバは「もう戻れない」と過去を嘆きます。
するとラフィキは木の枝でシンバの頭を殴ります。「何するんだよ!」と、シンバ。ラフィキは、過去は痛むが学ぶこともあると諭します。シンバは故郷に帰ることを決意し、ラフィキは歓喜します。
ラフィキは、ナラたちにシンバがプライドランドに戻ったことを伝えました。ナラは喜び、ティモンとプンバァに、シンバはおじのスカーと対決するために故郷に帰ったと伝えます。
変わり果てたプライドランド
シンバがプライドランドへ戻ると、そこには水もなく、草木も枯れ果てていました。変わり果てた故郷の姿に、驚きを隠せないシンバ。「僕がやらなきゃ誰がやる」と王国を救うことを決意します。
シンバもとへ、ナラ、ティモン、プンバが駆けつけました。シンバたちは、まずはティモンとプンバァをおとりに、ハイエナたちをおびき寄せる作戦に出ます。
スカーとの再会
シンバとナラは、スカーのもとへ向かいます。プライドランドのライオンたちは、スカーにひどい扱いを受けていました。
サラビは「ここには何1つ残っていない」と嘆き、思わず「あなたはムファサの半分にも及ばない」と口にします。スカーがサラビを殴りつけると、シンバが助けに来ました。
サラビははじめはムファサが来たのかと勘違いしますが、それが息子のシンバであることに気づき、シンバが生きていたことを喜びます。
「生きていたのか」とハイエナたちを睨みつけるスカー。シンバは、「お前のような卑怯者は八つ裂きにする」と言いました。
「俺がムファサを殺した」
シンバはスカーに、プライドランドを明け渡すか、戦うかの二択を迫ります。シンバは過去は乗り越えたと言いますが、スカーは「ムファサは誰のせいで死んだのか教えてやれ」とシンバに言います。
シンバはみんなの前で「僕だ。」と言います。シンバは、ムファサの死は事故だったと説明しますが、スカーは「ムファサはお前が殺した」と言います。
そしてシンバを崖へと追い込み、「見覚えのある光景だ」と口にします。そしてシンバに「俺がムファサを殺した」と耳打ちします。
ライオンとハイエナの闘い
怒り狂ったシンバは、スカーに襲いかかります。そして、「みんなに聞こえるように真実を言え」とスカーに言います。
スカーが「俺がムファサを殺した」と叫ぶと、ライオンとハイエナの戦いが始まりました。
ティモンとプンバァ、ラフィキも果敢に攻めます。怒りに燃えるシンバは、スカーを崖へと追い込みます。
追い詰められたスカーは、「真実の敵はあいつら(ハイエナたち)だ」と言い、すべてはハイエナが企んだことだと嘘をつきます。ハイエナたちはスカーの言葉を聞いていました。
スカーとの対決
シンバはスカーに「逃げろスカー、そして二度と戻るな」と言い放ちます。スカーは、その場を去るフリをして、シンバに襲いかかります。
シンバとスカーは互いを殴り合い、シンバはスカーを投げ飛ばしました。崖の下に投げ飛ばされたスカー。そこにはハイエナたちがいました。
スカーはハイエナたちに助けを求めます。しかし、「真実の敵だ」というスカーの言葉を聞いていたハイエナたちは、裏切り者のスカーに一斉に襲いかかりました。
シンバは王となり、プライドランドには平和が戻りました。
ディズニー映画『ライオンキング』(アニメ版)の感想(ネタバレあり)
「Circle of Life(サークル・オブ・ライフ)」という壮大なオープニングテーマで始まる『ライオンキング』。
悲しみにくれるシンバが希望を取り戻し未来に向き合っていく姿、ナラとの再会、そして、裏切り者スカーとの対決。
主人公・シンバが様々な試練や葛藤を乗り越えて子どもから大人へと成長していく過程が描かれていて、何度見ても引き込まれる作品ね。
「ハクナマタタ」でテンションUP!
「ハクナマタタ」は、聴くだけで明るい気分になれる曲だわ。シンバがあんなにもすくすくと成長することができたのも、幼いシンバを元気付けた「ハクナマタタ」の偉大なパワーよね。
お調子者のティモンとのんきなプンバァのキャラクターがまた最高なの。改めて見てみると、ボケとツッコミが絶妙で、ダジャレも交えつつ、なんて爽快なお笑い要素も満載。
ティモンとプンバァ、そして「ハクナマタタ」は、ライオンキングのストーリーに明るくてハッピーなエッセンスを加えてくれてるわね。
憎めない悪役たち?
ハイエナたちは一応スカーの手下みたいな感じだったけど、ちょっと抜けてるというか、どこか憎みきれない悪役みたいなところがあった気がするわ。
だって彼ら、意図せずかもしれないけど、なんだかんだいつもシンバを見逃していたのよ!シンバが王国から逃げる時も「まいっか」みたいな感じで追わなかったわけだし。
最終的にはスカーの裏切りに気付いて復讐するわけだけど、彼らは根っからの悪役というより、あくまで自分たちの居場所が欲しかっただけなのかもしれないわ。
シンバとナラの再会
『ライオンキング』の中で感動したシーンの一つは、なんといってもシンバとナラの再会。「愛を感じて」のBGMが最高に泣ける。
ナラはスカーにシンバはもういないと聞かされていたわけだけど、それでもシンバのもとへ辿り着いたことに、なんだか運命的なものを感じるわ。
シンバはムファサの言葉で王国へ戻る決心をするわけだけど、「王はあなた」だとシンバに伝え続けたナラの支えも大きかったんじゃないかしら。
まとめ
『ライオンキング』は、ディズニー映画の中では約90分と短めの作品だけど、内容がギュッと濃くつまっていて、時間を忘れて見入ってしまったわ。
懐かしい作品に浸りたい方や、実写版を見たけどアニメ版は見たことがない方は、ぜひチェックしてみてね♪
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