テレビ朝日とABEMAの共同制作ドラマ『M 愛すべき人がいて』。
このドラマは、平成の歌姫・浜崎あゆみの実体験を元にして書かれたノンフィクション小説『M 愛すべき人がいて』にドラマオリジナルの要素を加えたフィクションである。
それでは早速、ドラマ『M 愛すべき人がいて』第1話のあらすじ(ネタバレあり)を紹介していく。
【ネタバレあり】ドラマ『M 愛すべき人がいて』第1話 あらすじ・感想 後編
時代を変えるのは俺だ!
A VICTORY本社では、大浜社長が新たなプロジェクトについて社員に向けて発表した。KIRAとの話し合いにより、オーディション番組で新しい女性アーティストを探すことになったというのだ。
KIRAプロデュースの女性アーティストでヒットを狙おうとする大浜社長に対し、「今うちが大事なのはKIRAのプロデュースなしでヒットを出すことだ」と主張するマサ。危機感のない大浜社長に苛立っているようだ。
マサはさらに、KIRAのブームは永遠には続かず、「時代は変わる」と主張する。それを頑なに否定し、社長は「変えるやつは一体誰なんだよ?」とたずねる。
すると、マサは「時代を変えるやつは俺だ!」と叫び、自身がKIRAの最大のライバルになることを宣言した。
秘書・姫野の企み
マサに相変わらず執着している秘書の姫野礼香は、「マサの凄さ、誰よりもわかってるから」とマサに言い、「マサの未来が見える。」と迫った。
ヴェルファインでは今日も「USG」がパフォーマンスを行なっている。ダンサーとしてスカウトされた理沙の友人・西谷真里もステージで踊っている。
秘書の姫野は、大浜社長が会議室での出来事を社員に言いふらしている、とマサに伝えた。その場にいた流川は、「マサさんなら時代を変える」と言う。
アユがマサのいるVIPルームへ
マサは、ヴェルファインがオープンして1年経つということに触れ、「お前がいいと思う奴をここへ連れてこい。」と流川に伝えた。流川は会場の中を見渡し、何人かの女の子に声をかけ始めた。
流川の様子に気づいた理沙は、マサがVIPにいることを知り、会わせて欲しいという。すると、アユも「私も連れて行ってください」と言った。流川はしぶしぶアユもマサのいるVIPへと連れて行くことにした。
マサのいるVIPルームには、流川の連れてきた女の子たちが一列に並んでいる。そして、一人一人マサの前で自己紹介をして行く。しかし、マサは「違うなあ」と次々に却下して行く。流川がイチオシとして紹介した理沙に関しても、「違うなあ」と言った。
マサを睨みつけるアユ
そして、いよいよアユの番となった。マサは、自分のことを睨みつけているアユに興味を抱き、さまざまな質問をぶつけていく。
「(あなたは)神様ですか?」
どうやらアユは、必死に夢を追っている女の子たちに向かって、一言で「違うなあ」と却下して行くマサの様子に苛立っていたようだ。アユは「(あなたは)神様ですか?」と言い放った。
するとマサはアユの顎を掴み、アユの顔をまじまじと見て「可愛い顔してんな」と言う。今何をやっているのか聞かれると、アユは芸能事務所に所属して女優やタレントをしていると答えた。
神様からのメッセージ
「売れたいのか?」と聞かれ、「はい」と答えるも、マサに「売れねえぞ」と言われるアユ。なぜ売れないと思うかマサに聞かれると、アユは「自分がやってることに自分がワクワクしてないから」と答えた。
すると、マサは声をあげて笑い始めた。そして、「さっきの答えだが・・・」と続ける。「俺は神様なんかじゃねえ、けどな、神様からのメッセージは届く。」とアユに伝えた。
アユに電話番号を教えるマサ
そして、アユに携帯の番号を聞き、自身の番号を書いた紙をアユに渡した。流川は、珍しくその場でマサが番号を聞いたことに驚いている。マサは、「近いうちに連絡する」とアユに伝えた。
マサからの電話
ヴェルファインからの帰り道、自分だけがマサの電話番号を書かれた紙を持っていることに実感がわかない様子のアユ。梨沙は、アユがマサに失礼な発言をしたせいで私たちのチャンスまでなくなる可能性があるとアユを責めた。
アユが「ごめん」と謝ると、理沙は「(マサは)面白がって番号交換しただけだと思うから、期待しない方がいいよ」と言い捨てて、歩いて行った。
翌日、鳴ることはないと思っていたマサからの電話が鳴った。「元気か?」と聞かれ、アユが「はい」と答えるとマサは「そうか」と言い、電話が切れた。
7回目の電話
次の電話もまたその次の電話も「元気か?」と聞くばかりの取り留めのないやりとりであった。そして、7回目の電話で、ついにマサがアユに「今日会いたい」ということを伝えた。
マサがアユを選んだ理由は?
流川は、マサがアユを選んだことに疑問を隠せないようで、「かわいさだけだったら他の子のほうが可愛かったっすよ・・・」と言う。
するとマサは、「多少なりともあいつは俺の心を揺さぶった」と答える。アユは、マサを「今まで感じたことのない気持ち」にさせたのだという。
「またまた〜」と言う流川に、マサは「5万人の心を揺さぶろうと思うなら、まず目の前の人の心を揺さぶれ。」伝えた。そして「可能性は誰にでもある。それを磨く人間がいるかどうかだ。」と言い放った。
マサとアユの再会
マサは、アユを行きつけのバーに連れて行った。バーテンダーの尚樹が「マサさんの彼女?」と聞くと、「んなわけねえだろ」と専務は答えた。
アユに歌を歌わせるマサ
そして、マサは「お前の声が聞いてみたい」とアユにマイクを渡した。アユは戸惑いながらも歌い始め、マサは目を閉じて聞き入っている。
曲が終わるころになると、マサは黙って頷いた。歌い終わると、「ごめんなさい、マサさんの前でこんな歌」と申し訳なさそうにするアユ。するとマサは、「声質は悪くない」と言った。
そして、アユにもっと歌え、人前で歌うことに慣れろ、と言う。マサに「お前は女優やタレントよりも歌手に向いている」と言われたアユは、「私が歌手?」と戸惑いを隠せない様子だ。
マサは、「これから歌う時は、目の前の人に伝えようと思って歌え。」「目の前の人を震わせるんだ。」とアユに言い聞かせた。
—2001年—
アユは純白の衣装に包まれていた。控え室には山ほどの花束が届けられている。アユは、マサの番号が書かれたヴェルファーンのコースターと2人で写っている写真を手に取って、見つめている。
すると、そこにノック音がして、マネージャーがやってきた。「アユさん、お時間です。」と言われ、ステージへと向かうアユ。
アユは歌を歌いながら、「目の前の人に伝えろ」という昔のマサの言葉や、マサとともに何度も歌の練習を重ねていた日々を思い出していた。
本格的にアユのプロデュースを決意
マサは、「だんだん歌うことが好きになってきた」と言うアユに、「お前はまだうまくはない、だけどお前が歌っている姿はなんだかずっと見ていられる」と伝えた。
そして、アユを本気でプロデュースする決意をし、アユの所属する芸能事務所・中谷プロのことも含めアユと話し合おうとする。
中谷社長の怒り
しかし、それを面白く思わない秘書の姫野は、マサがアユに力を入れていることに大浜社長に伝える。
大浜社長は、新人とはいえ、中谷プロダクションのタレントを夜な夜な呼び出し、歌を歌わせるなどと言うのは引き抜きだと思われ厄介だと考えた。
演技の仕事がうまくいかず、撮影現場で落ち込んでいるアユ。そこへ、中谷プロの社長・中谷がやってきた。
中谷社長がアユを食事に誘う
中谷はマサがアユを引き抜こうとしているんじゃないかと言い、「そう言うのはダメだから」とアユに伝えた。そして、「君をもっと大事にするよ」と言い、アユを食事に誘った。複雑な表情を浮かべるアユ。
アユが来ない…?
マサは、「人生をかけてでも勝負したい」と本気でアユをプロデュースしようとしていた。しかし、姫野はマサがアユと連絡を取っていたことに中谷社長が怒ったため、アユはここにはこないと告げた。
その頃、アユは中谷社長とともに車に乗っていた。「君みたいな子がいたなんて気づかなかったよ」と言う社長は、会社をあげてアユをプッシュすると告げる。
「事務所をやめます」
しかし、アユはマサの「神様からのメッセージは届く。」と言う言葉を思い出し、運転手に「(車を)止めてください」と言った。そして、社長に「事務所をやめます」と言ってタクシーを降り、駆け出して行った。
アユはマサのもとへ
普段時間に遅れることのないアユが遅れているも、マサは来ると信じて待ち続けている。その様子を見ていた姫野は、これからマサのストーカーが来るかもしれないから見張っているようにとスタッフたちに告げた。
アユはようやくマサのいる場所へ辿り着くも、ストーカーだと思われ、追い出されてします。どうすれば良いのか戸惑ったアユは、その場で歌を歌い始めた。
「俺を信じろ」
「今日のところは帰るべきだと思います」と姫野がマサに伝えたその時、アユの歌がマサの耳に届いた。「あいつはストーカーです」と言うスタッフに、「違う、あいつは俺の大事な客だ」とマサは言った。
「お前何やってるんだよ!」とアユに向かって叫ぶマサ。アユは「ごめんなさい」と言い、事務所を辞めてきたことをマサに告げ、「もう歌手になれないかもしれない」「歌いたいのに」と泣き始めた。
するとマサは「ダメじゃねえよ」とつぶやき、「うちにこい!」「俺んとこで歌手になれ」とアユに言った。「俺がお前を選んだんじゃない、神様がお前を選んだんだ」と言うマサ。
そして、アユに「お前は虹を渡りたいんだろ!だったらその虹を俺が作ってやる。」と言い、「俺の作った虹を渡れ!」と言ってアユに向かって手を差し出した、アユは「アユ、その虹渡る」と言って手を握り返すと、マサは「俺を信じろ。」と言った。
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ついに事務所を辞めて、本格的にマサのプロデュースを受けることになったアユ。マサの気合の入れようは尋常じゃないわね!
ここから、マサとアユがいくつもの伝説を作っていくことになるわけね。今後の展開からも目が離せないわ!
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